掌蹠膿疱症は体内でビオチンの量が不足している？掌蹠膿疱症が発症する原因として、
現在、最も可能性が高いと言われているのが、
体内でビオチンの量が不足しているということです。

事実、僕が取り入れている
掌蹠膿疱症の治療方法も
ビオチンを服用する方法ですし、
実際、そのおかげで
かなり、
僕の掌蹠膿疱症の症状は改善されています。

今回は、
ビオチンの量が不足することにより
どうして掌蹠膿疱症が発症するのか？

掌蹠膿疱症とビオチンの量について
お話していきたいと思います。

ビオチンって何？

まずは、ビオチンについて知りましょう。

ビオチンとは、ビタミンB群の仲間で
ビタミンHやビタミンB7と呼ばれ
水溶性のビタミンです。

基本的に、哺乳類、つまり人間は
生成合できないので、食物から摂取するか
もしくは、腸内細菌により供給される形で
体内に存在しています。

ビオチンの働きは、
糖代謝などの人間のエネルギー生成に関与しています。

また、
ヒスタミンと呼ばれるアレルギーの原因となる物質の元となる
ヒスチジンを体外に放出する役割があります。
この効果のため、最近では、
掌蹠膿疱症の治療以外に
アトピー性皮膚炎の治療にもビオチンが使われています。

そして、ビオチン最大の働きとして
プロスタグランジンを生産を促進する役割
があります。

このプロスタグランジンは抗炎症作用があります。

つまり、体内の炎症作用を沈める、改善させる働きです。

掌蹠膿疱症は体内のどこかで
炎症が起こっていると考えられているので
その炎症を鎮めるためには、
このプロスタグランジンが必要となります。

ビオチンの量が不足することによる問題は？

ビオチンの働きは分かりました。

でも、ビオチンの量が不足すると
どうして掌蹠膿疱症になるの？

ってことですが、

先ほども少し触れましたが、
掌蹠膿疱症は免疫異常の問題等で
体内で炎症作用が起きていると考えられています。

普通なら、その炎症作用に対して
ビオチンが抗炎症作用のある
プロスタグランジンの生成を促進することにより
炎症を鎮めることができるのですが、

掌蹠膿疱症患者さんには、
ビオチンの量が不足しており、
プロスタグランジンを生成することができません。

そのため、炎症反応となって
手のひらや足の裏の皮がめくれたり
ブツブツ(膿疱）が発症してしまうということです。

なぜ、ビオチンの量が不足する？

ビオチンは体内の腸内環境で生成されます。
体内のビオチンの量が不足しているということは、

腸内環境のバランスが取れていないからです。

自律神経の問題やストレスや暴飲暴食、
そういったことからも腸内のバランスは壊れます。

腸内環境のバランスが崩れると
悪玉菌が増えます。
この悪玉菌の大好物がビオチンです。

そのため、悪玉菌が増えるとビオチンを食べ、
増殖する。⇒ビオチンの量が不足するという
悪循環に陥ります。

そのために、ビオチンを服用します。

でも、ビオチンだけを服用すると
上記のように、悪玉菌の餌になってしまうだけなので、
悪玉菌を退治するため
善玉菌を増やすくことが必要です。

そのために、ミヤリサンという
整腸剤も一緒に服用するわけです。

また、ビオチンが不足する要因として
生卵白の食べ過ぎが挙げられます。

ビオチンと生卵白の関係

掌蹠膿疱症患者に禁止されている行為のひとつに
生卵白を食べることがあります。

理由は
ビオチンは、生卵白と結合しやすい性質を持っています。
そのため、大量に生卵を摂取すると
せっかく服用したビオチンが
生卵白に含まれている
アビジンという成分と合体してしまい
体内のビオチンがなくなってしまいます。

ちなみに、生卵白を大量に食べると
皮膚炎や毛がぬけるという症状が出るみたいです。

皮膚炎とは、きっと掌蹠膿疱症のことでしょう。

昔、よく卵は１日1個までと言われたのは、
これが原因だったのでしょうか(笑)

もうひとつ、
ビオチンの量が不足する原因として
喫煙があります。

タバコに含まれているニコチン
この成分を分解するために
ビオチンが使われます。

そのため、せっかく、摂取したビオチンも
喫煙することにより
ニコチンの分解に使われてしまい、
本来の働きができなくなっているのです。

そのため、禁煙も
掌蹠膿疱症患者にとっては必須です。
詳細はこちらから

ビオチンの量は？

普通の成人で
ビオチンの1日の摂取量は50μg
です。

50μgとは50mgの千分の一です。

ビオチン療法では、
1回で50mgのビオチンを摂取するので
かなり摂取しないといけないことがわかりますね。

ここで、摂取し過ぎてもいいの？
って不安になると思うのですが、
大丈夫です。

ビオチンは水溶性のため、
多く摂取しても、
ほとんどが尿などで体外に排出されてしまいます。

また、副作用等もありません。

まとめ

ビオチンという何気ない物質ですが、
そんなビオチンの量が不足するだけで
掌蹠膿疱症という病気を発症させてしまいます。

基本的には、
バランスのとれた食生活、
ストレスのない生活
規律正しい生活を送っていれば
掌蹠膿疱症が発症することはなかったのかもしれません。

ですが、
どこで、どうなったのか
僕らは掌蹠膿疱症を発症させてしまいました。

これを今更どう悔やんでも仕方ありません。

僕らにできるのは、
いかに、これからの生活を見直し
そして、体内にキチンとした
栄養を摂取していくか、
ビオチンを取り込んでいくかです。

まだ、遅くはありません。
がんばって、
ビオチン治療を継続していきましょうヽ(*´∀｀)ノ

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